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『漁村再生交付金真名瀬地区 漁村再生計画』の事業目的は?

「知りたいかい葉山 第2回」を開催する前にまた素朴な疑問が出てきたのでした。
それは前項で浮上してきた、今回の計画の全容、総事業費5億8千万円、『平成17年度新規採択希望地区 漁村再生交付金真名瀬地区 漁村再生計画』の事業目的です。(詳細は前項、水産庁ホームページをご覧下さい)
この事業では『真名瀬漁港では、港内静穏度が悪く、荒天時には大型漁船は三崎漁港区域内にある油壺に避難し、他の漁船については船揚げ場や背後にある町営駐車場まで避難している状況にあり、・・・・・』というのが第一の目的にあげられています。
どのぐらい大変なのかと思い、昨年度の避難実績を知りたくて、6月25日に真名瀬漁港を管理する役場の産業振興課の課長さんに電話してみました。

私:「昨年、真名瀬の大型漁船が油壺に避難した回数とその数を教えてください」
課長:「その数はウチではわかりませんね。漁業組合に聞いてください。でも、あなたにその数を教えるかどうかはわかりませんよ」


と言われました。私は真名瀬漁港を管理する役場がすべてを束ね、把握しているものと思っていたのですが、とりあえず漁業組合の電話番号をお聞きしました。
そして二日後の27日、漁業組合に電話してみました。

私:「昨年、真名瀬の大型漁船が油壺に避難し回数とその数を教えていただけますか」
漁業組合の方:「真名瀬の大型漁船というより、大型遊漁船ですね。でも、そんな数字はここにないですよ。避難は個々の問題で、避難したからといって、いちいちこちらに連絡はこないし、その数字をこちらで把握はしてません」


と言われました。後日知人を通じて、ある大型遊漁船所有者に聞いてもらったところ、昨年度(2006年)の避難回数は「ゼロ」という答えでした。多い年でも、その方は「5~6回」だそうです。
いったい国費2億9千万円、・県費1億4千5百万円、・町費1億4千5百万円、合計5億8千万円、5年計画の事業の実体はどこにあるのでしょうか? 誰がプランニングしたのでしょうか? 国や県を説得した材料は何なのでしょうか? 
この疑問を7月8日の「知りたいかい葉山 第2回」で7名の町議員の方にお聞きしても、明確に答えてくれるひとは、誰もいませんでした。葉山の町の空洞化を強く感じます。
そう町は今、実体の無いものに支配され、空っぽなのです。でも、まだ間に合います。だから今こそ、その空洞を葉山を愛する人たちの思いで埋めていかなくてはいけないと思います。

by shiritaikai | 2007-07-10 10:01 | 海・海岸  

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