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真名瀬漁港再生計画、その後の状況 その2

*当ブログ『真名瀬漁港再生計画、その後の状況 その1』は下記より
http://skhayama.exblog.jp/11451470/

ここでは、今までの真名瀬遊歩道問題についての経過を簡単に説明します。

●平成17年度
◎「安全で快適な漁業地域の形成」、
◎「自然環境の保全とつくり育てる漁業への転換」、
◎「都市住民との交流促進」を目標に、
国の漁村再生交付金事業が採択され、平成19年度までに防波堤などの施設整備事業が実施されました。
当該事業には、観光客誘致の目的で遊歩道建設(460m)が計画されたのです。
詳細は過去の当ブログ
http://skhayama.exblog.jp/7072381/

●平成19年7月
私たちの提出した「真名瀬漁港再生計画とマリンロード構想を見直してほしい」という陳情をきっかけに住民運動が起こり、計画されていた遊歩道建設について、事業決定までのプロセスの不透明性や自然環境に与える影響が葉山町議会などで問題となりました。

●平成20年1月
葉山町長選では遊歩道建設の是非が争点になり、森新町長が町長就任後に公約どおりに建設中止としました。

●平成20年6月30日
平成20年度事業申請締め切り日に、森町長は、県水産課に20年度の真名瀬漁港交付金事業の事業申請が遅れる旨を報告しました。
(森町長から松沢県知事ではなく、産業振興課 鈴木課長から県の水産課 米山課長 宛ての書状となりました。)

●平成20年7月〜8月
にかけて
葉山町産業振興課の指導の下で、葉山町漁業協同組合が中心となり遊歩道代替施設についての検討委員会が延べ3回開催されましたが、漁組主体というより、産業振興課提案の代替案を提示されたようで案がまとまらなかったようです。漁組の検討委員会のときはオブザーバーとして産業振興課職員は2名立ち会っています。

●平成20年10月中旬
葉山町漁協が船揚場改修等の漁港施設整備を求める陳情、町民有志が交付金事業の見直し、漁港施設全般に関する検討委員会の設置を求める陳情などを相次いで葉山町議会に提出しました。

●平成20年12月
葉山町代替施設を含む漁港施設整備の新たな協議の場として、「真名瀬漁港施設整備検討委員会(以下、当該委員会)」の設置が「広報はやま」などの町の広報で案内され、検討委員が公募されました。

●平成21年1月

漁業者代表も含む一般公募の選出者22名による「真名瀬漁港施設整備検討委員会(以下、当該委員会)」が町長の私的諮問委員会(委員長:森英二町長)として設置されました。

*検討委員会の委員長は、委員会内より選出をしたかったのですが、、森町長は「この検討委員会は町長の私的諮問委員会とします。真名瀬のことは私が一番よく理解しているから、私が委員長になり、リーダーシップをとりまとめていきます。」という確固たる主張により決められました。
また、森町長に担当課の出席要請を何度もお願いしたのですが、これも森町長の「担当課は出席させない」という主張により、なかなか実現しませんでした。
何故産業振興課に出席してもらえないのですか?という問いに森町長は
「理由は言えません。」というお答えを繰り返すばかりでした。
そして委員全員の切なる要望の結果、第5回最終委員会の冒頭30分のみ、産業振興課の鈴木課長には出席していただくことができました。
しかし、漁組の検討委員会のときは毎回オブザーバーとして産業振興課職員は1~2名立ち会っています。
この違いはどこから???

(この後の経過説明は「真名瀬漁港再生計画、その後の状況 その3」に続く)

by shiritaikai | 2009-07-15 11:01 | 海・海岸  

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